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光山 茂さん (アクリル作家)

2019年10月13日 09:42


1937年12月茨城県生まれ。自由美術協会会員。

9条美術の会会員。自由美術展をはじめ各地の展覧会に出品、多数受賞している。境町などで個展を6回開催。「彩‘98」を主催。境町文化協会顧問。

「彩‘98」展(第20回)がギャラリー夢で開催。(2019.6.8―6.16)特別企画として光山さんが執筆した「境町の生活」の扉絵25点(25地区分)が初公開されました。光山さんご自身が絵の解説をし、地元の人たちが興味深げに聞き入っていました。

12歳の光山さんが手にした画集「少年美術館」で見たデューラーの「しわくちゃの老人の顔」のデッサン。

それは「美」というよりは絵画の持つ「リアリティ」が強く心を打ち、少年に「画業」を一生の仕事にしたいというきっかけの作品でした。

それからずっと、光山さんは絵に関わり続けています。1957年に「第1回アジア青年美術家展」(渋谷東横)に出展以来、毎年のように、全国の美術展に出展、あるいは個展開催…と描き続けています。しかし、光山さんにとって制作は「生業(なりわい)」ではなく、無償の行為であると言います。

美術教師を務めながら、ご自身の生きざまを絵画の中に投影し、生きた軌跡を刻み続けているのです。

ご自身の生き方を絵に込め、テーマとしています。

目の前の現実とどう関わり、行動し、憤り、悲しみ、狂喜したかの記録としての絵画。そのテーマは年代によって変ってきました。(作品集1・2が出版されています)

現在のテーマは「日常と非日常」です。

境町のふれあいの里「ギャラリー夢」で毎年開催される「彩‘98展」で作品を鑑賞することができます。

         非日常・おちこち‘18

     突然の非日常 天災・人災

 

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