~ We Love Sakai ~ 


ジャズピアニスト 野口奏五さん (浦向)

2018年05月29日 23:20

1950年生まれの野口奏五さんは子どもの頃から音楽環境に恵まれていました。

自宅にはピアノ、バイオリン、トランペットなどの楽器があり、後に境小学校の音楽教師となったお兄さんや音大に進学したお兄さんが練習をしていました。

また、音楽に理解のあるご両親のレコードが流れているなど、一家は音楽に慣れ親しんでいました。

高校生の頃、すぐ上のお兄さんの影響でジャズに興味を持ち、バンド活動を始めました。

ジャズはクラシックと違い、譜面も少なく、レコードを何度も聴いてコピーしたのだとか。

大学は法学部に進みましたが、夜には劇場やキャバレーでジャズバンドの一員として演奏し、就職してからは趣味としての演奏活動を続けました。曲名・テンポ・キーを決めるだけでセッションを始められる「ジャズ」には特別な魅力があり、やめられないと言います。

50年間ピアノを弾き続け、一日4時間の練習を今も欠かさない野口さんに今後の目標をお聞きしました。

「体調を整えて演奏力を高めたい。作曲や演奏力向上のために宮本貴奈さん(※1)に師事している。」

「境のまちなかにグランドピアノが置いてある施設とか、お店があり、ジャズに限らず、もっと気軽に音楽を楽しめる町になるといいね。」

野口さんたちが始めた桜の森のコンサート(※2)は今年第5回目となり、回を重ねるごとに盛況です。

 

 

※1 宮本貴奈…茨城県結城市出身。国立音楽大学のジャズ科講師である。日英バイリンガルなピアニスト、作曲家であり、映画音楽もプロデュースしている。

※2 桜の森のコンサートの第1回~第3回まで境町文化協会・音楽部の野口さんらが企画・主催。現在は境町観光協会さくらの森コンサート実行委員会が主催している。

 

—————

戻る